アクセス履歴は、作品の配布リンクがどう使われたかを確認する手がかりになります。ただし、履歴だけで別サイトへアップロードした人物を特定することはできません。記録が何を表しているかを確認してから、会員の状況確認、共有の変更、再ログインの要求を選びます。通常と異なるアクセスだけで流出者と判断しないでください。
アクセスの記録と転載の証拠を区別する
表は左右にスクロールして、すべての列を確認できます。
| 確認できるもの | 確認に役立つこと | 証明できないこと |
|---|---|---|
| TierKeyの転送成功 | その入口の利用が許可されたこと。 | ファイルを開いたこと、保存完了、転載したこと。 |
| 転送失敗 | そのアクセスで記録された失敗理由。 | 非会員であることや不正利用者であること。 |
| 繰り返しのアクセスや国の違い | 状況を確認する必要があるか。 | アカウント共有の断定。再試行、移動、VPNも影響します。 |
| コピーに残った識別用の印 | どの配布版に似ているか。 | 誰がアップロードしたか、どう入手したか。 |
作品ごとのリンクを見分けられるようにする
作品や公開回ごとに転送先を分け、「10月の作品A」のように名前を付けたTierKeyリンクを作ります。履歴では使われた入口と、確認できた会員やTierを見分けられます。1つの共有フォルダーへのリンクでは、中のどのファイルを開いたかは分かりません。
履歴の保存期間はBasicが7日、Proが90日です。Proでは結果での絞り込みと会員への対応もできます。必要な確認内容は保存期間内に非公開で記録します。保管先への直接アクセス、TierKey導入前の利用、受取人が保存したコピーの操作は履歴の対象外です。
画像は英語版の操作例です。番号と説明を見比べてください。画像を押すと拡大できます。名前・URL・会員情報は説明用のサンプルです。

- Result転送成功か転送失敗かを確認します。会員名の隣には、アクセス時のTierが表示されます。
- Details失敗した行の詳細を開くと、理由と対処方法が読めます。失敗しただけで非会員とは限りません。
対応を決める前にアクセス状況を確認する
- 対象リンクと時刻の範囲を絞ります。作品公開日と発見日を比較しますが、コピーを発見した時刻が、そのコピーのアップロード時刻とは限りません。
- 失敗時の詳細を開きます。ログイン未完了、対象外のTier、一時的な確認エラーでは対応が異なります。失敗だけでは非会員と判断できません。
- 最初に開いた人や回数が多い人を選ぶのではなく、複数の記録を照らし合わせます。自分の動作確認、プレビュー、通常の再ダウンロードでもアクセスは増えます。
- 会員の確認は非公開で進めます。質問が必要なら、アクセスで困ったことがなかったかを中立的に尋ねます。名前の公開や、時刻だけを根拠にした非難は避けます。
透かしは配布方法として別に検討する
活動名を共通で入れた透かしは作品の表示には役立ちますが、受取人の区別にはなりません。受取人ごとに異なる意味を持たないコードを入れ、対応表を正確に非公開で保管すれば、見つかったコピーがどの配布版に似ているかを調べる手がかりになります。それでも、その後に誰が転載したかは断定できません。複数人を経由した可能性が残ります。
印の作成と確認は普段の編集作業で行います。Adobeの参考資料では文字や画像の透かしを説明しています。書き出したファイルを通常の閲覧サイズで確認し、印を付けない原本も保管します。透かしは切り取りや加工を受けるため、完全な追跡は保証できません。
TierKeyは透かしの追加、ファイルの指紋付与、会員別のファイル自動発行を行いません。Proの転送先の振り分けも会員個人別ではなくTier別です。受取人ごとの準備と配布には別の運用が必要です。見える印にメールアドレスなどの個人情報を入れないでください。
確認できた内容に応じた操作を選ぶ
Proでは、次回アクセス時の再ログインを求めたり、その会員による今後のTierKeyリンク利用をブロックしたりできます。判断の内容は自分用のメモに残せます。メモはPatreonメッセージとして送られず、TierKeyでのブロックはPatreonの契約を解約しません。
保管先の直接URLが流出済みなら、保管先で共有を取り消すか変更します。TierKeyの会員をブロックしても、知られた配布先への直接アクセスは止まりません。別の場所にアップロードされたコピーには、別途削除依頼が必要です。