会員確認付きの入口でも、特典に混ぜてしまった非公開レイヤー、下書き、ログイン情報は取り除けません。誰に渡すかを設定する前に、渡すファイルの中身を確認します。PSD、Blender、ZIPの特典では配布用コピーを作り、会員が実際にダウンロードするファイルを試します。
特典に含めるものを先に決める
表は左右にスクロールして、すべての列を確認できます。
| 配布物 | 中で確認するもの | 配布から分けるもの |
|---|---|---|
| レイヤー付きPSD | 非表示レイヤー、注記、使わない別案。 | 会員へ渡す予定のない下書きや素材。 |
| Blenderプロジェクト | 外部参照や同梱素材、ファイルの参照先。 | 別の案件や非公開の参考資料。 |
| ZIPファイル | 入れた全ファイルと下位フォルダー。 | バックアップ、アカウント情報、別の文書。 |
| 書き出した画像や文書 | 見える内容と埋め込まれたメタデータ。 | 公開するつもりのない個人の連絡先。 |
配布専用フォルダーでまとめる
- 約束した特典の中身を短い一覧にします。編集可能な元データを渡すのか、完成した書き出しだけなのかを決めます。これらは別の配布物です。
- 新しい配布用フォルダーを作り、予定したファイルだけをコピーします。制作フォルダーを丸ごと圧縮し、フォルダー名だけで中身を判断しないでください。
- 配布用コピーのレイヤー、注記、メタデータを確認します。公開したい作者表記は残し、意図しない個人情報はコピーから取り除きます。制作の原本は別に保管します。
- 分かる名前と版番号を付けます。同梱ファイル、必要なソフト、必要な外部素材を短い説明文に書き、PCのアカウント情報などは含めません。
編集ソフトが保存する内容を確認する
Photoshopの「コピーを保存」では、原本を保ったまま別の配布物を作れます。レイヤー付きデータには、完成画像より多くの情報が残る場合があります。書き出し設定によってメタデータも変わるため、すべての形式が同じ内容だと思わず、選んだ出力を実際に確認します。
Blenderのプロジェクトには、外部参照の素材や内部にパックされたデータが使われる場合があります。使っている版の説明を読み、受取人に必要な素材を一覧にします。パックは非公開情報の点検ではなく、すべての素材が入るとも限りません。第三者の素材は渡してよい範囲を確認してから含めます。
受取人と同じ状態で圧縮ファイルを試す
- 配布専用フォルダーから最終の圧縮ファイルを作ります。別の空のテスト用フォルダーへ展開し、作業中のデータではなく展開したコピーを調べます。
- 予定したファイルを開き、素材不足、不要な内容、非公開の作業場所へのリンクがないか確認します。原本のフォルダーは変更せず、可能なら別のテスト環境を使います。
- アップロード後に公開したファイルを自分でダウンロードし、同じ確認をします。送信の完了だけでなく、中身、版、格納先を確かめます。
ZIPはファイルをまとめるもので、会員確認の機能ではありません。名前を変えたり圧縮したりしても、非公開の内容はそのまま含まれます。
確認した配布物へのアクセスを設定する
確認済みの配布物を予定した保管先に置きます。名前を付けたTierKeyリンクを作り、対象のPatreon Tierを選びます。該当する投稿で入口を共有し、対象会員に実際のダウンロードまで確認してもらいます。
TierKeyは圧縮ファイルの点検、メタデータの除去、編集データの整理、特典の保管を行いません。履歴も入口の転送結果であり、圧縮ファイル内の利用は記録しません。内容を誤った場合は保管先で差し替え、使ってもらう版を会員へ知らせます。リンク変更で保存済みコピーを回収することはできません。
画像は英語版の操作例です。番号と説明を見比べてください。画像を押すと拡大できます。名前・URL・会員情報は説明用のサンプルです。

- Name (optional)自分用の名前です。ファンには見えません。
- Public label (optional)ファンに見せる名前です。どちらの名前も空欄で構いません。
- Destination URL作品を置いたページの共有URLを、末尾まで貼り付けます。画像のexample.comは入力例です。
- Allowed tiers作品を見せたいTierすべてにチェックします。上位Tierも自分で選びます。
- Create link押して保存します。最初はPro用の詳細設定を開かなくて構いません。